シン・ゴジラ劇中に登場した日付・時刻等のまとめと考察などです。写り込んだ時計やら腕時計やらカレンダーを全部暗記してまとめました。 容赦無いネタバレを含んでいます。 一部推定を含みますが、確定可能な情報のみです。時計などから拾えるものだけを書き出しています。

12時46分頃の都知事からの治安出動要請を受けて防衛出動が決定されますが、報道までのラグを考えるとおそらくそれが12時55分頃。総理の決断が意外と早いっぽいことがわかりますが、それでも上陸から1時間半が経過しています。 御用学者との会見(ナントカ有識者会議(第1回))になんだかんだ20分も掛かっているのが笑えます。 “ARIGATO賞授与式にゴジラ降臨!妻夫木聡&高畑充希&新海誠監督が受賞に歓喜”, “第61回「映画の日」中央大会金賞は「君の名は。」「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に”, http://www.producer.or.jp/elandor/view/310, https://filmarks.com/topics/article/001640.php, “2016年のAMDアワード、優秀賞に「ガリガリ君」「君の名は。」「ユーリ!!!

ここからわかるのはゴジラの歩行速度の意外なほどの遅さです。初回上陸の際は13km/hというセリフがありましたが、蒲田駅~北品川駅間は直線距離で約7kmあり、そこを2時間掛けているのでよほど蛇行するコースを取っているのでもなければ第2形態・第3形態の平均歩行速度は3.5km/h以上、たかだか4~6km/h程度ではないかと思われます。まあ劇中で矢口が訪れた被災地ではゴジラはほぼ直線のコースを取っており、根拠不明ながら日経新聞の記事に掲載されたルートもほとんど直線です。Google Mapsで計測したところ日経コースは約8kmあったので、日経速度は約4km/hとなります。, 第4形態ではどうかというと、鎌倉から武蔵小杉までは直線距離でおよそ30kmあるところを5時間かけているので、単純計算で6km/h、4倍程度でかくなった割に歩行速度は同じか1.5倍くらいのようです。なお武蔵小杉~東京駅も直線距離約13kmで2時間ちょいなので同じくらいの計算になります。たかだか8km/hでしょう。前掲日経新聞のコースはGoogle Mapsの計測機能によれば約50kmあり、タバ作戦や米軍爆撃での遅延を考慮して7時間で移動したとすると、日経速度は約7km/hとなります。それでも2倍以下なのでゴジラの巨体に比しての進行速度の遅さは明らかです。ちなみに人間の歩行速度は距離にもよりますがおおよそ3~4km/hなので、小走り程度に鎌倉から東京までマラソンをすればゴジラの進行ルートを時間経過をなぞりつつ体験することができることになります。, 余談ですが2回目の上陸の際の避難行動は初回の反省を踏まえてかなり改善されたようです。初回では地震時のマニュアルが参照されたため広域の住民を動かすことになり避難所が不足する事態になりましたが、2回目の際は劇中のアナウンスを聞く限りゴジラの進路上は避難、それ以外は屋内待機とすることでリソースの集中を図っているようです。しかし避難がまともに行われたのは神奈川県内だけのようで、世田谷・目黒区の避難は上陸から5時間たった時点でも完了しておらず*10、港区などに至ってはほとんど避難がなされていないように見えます。まあ第3形態しか見ていない人間にはゴジラがタバ作戦を突破するという想像力は働かないと思われるので、やむをえないことだとは思いますが。, ところでB-2が話に出てきたのはタバ作戦失敗後からですが、しかしどうやらそれ以前から米軍は動いていたと思われます。グアムのアンダーセン基地から東京上空まではおよそ2500km、B-2の巡航速度はWikipediaによればM0.8、高度6000m程度だとすれば約900km/h*11なので、単純計算で約2時間45分前には離陸している必要があります。つまりタバ作戦も始まっていない16時前にすでに米軍は介入を決めていたわけです。なお劇中ではMOP IIを1機あたり最低4発*12は搭載していた(ペイロード足りるのかな)ので、2時間45分以上かかった可能性も大です。なおアメリカ大使館は赤坂*13にあるので、大使館防衛という口実のためにはかなりギリギリのタイミングと言えます。矢口らが外堀通りの赤坂付近(銀座線溜池山王駅付近か)で下車した際ビルの向こうにゴジラがいるため、ゴジラは虎ノ門と新橋の中間付近*14で米軍の爆撃を受けたものと思われますが*15、アメリカ大使館はおおよそ虎ノ門付近*16です。そういえばゴジラ停止後のニュース音声で「駐日大使が行方不明」とかいうのが聞こえたような。まあ、核を使いたくなるわけですな。, それぞれ核攻撃の15、10、2日前と明示され、24時間延期されたことを踏まえ算出しました。X-16日の時点で2回目の上陸(11月上旬~中旬と考えられる)から2~3日は経過していると思われ、またX-3日の時点で巨災対の壁に掛かっているカレンダーは11月のものなので、ヤシオリ作戦決行は11月終わり~12月上旬であると推定されます。にしても20日弱とは本当にギリギリのスケジュールで、大量避難のための物流混乱の中よくぞ血液凝固剤に阻害剤までも製造できたものだと思います。東京があのざまの中よくサプライチェーンが機能したものです。しかも全国から製造したものを木更津なりに集める必要があるわけで、例えばタンカーを使うにしても海外の船は嫌がりそうだし本当に大変そうです。 http://www.oricon.co.jp/news/2081608/full/, 「庵野……オレの負けだ……」 『アオイホノオ』の島本和彦先生が庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』に屈服!?, http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/656545/. シン・ゴジラに込められたメッセージとは。 シン・ゴジラには、今の日本の政治に無関心という危機を強く伝えていたと思う。 これは特撮映画であり怪獣映画でもあるが、私は日本人に警鐘を鳴らしているように思えてならなかった。 2016年公開されて大ヒットを記録した映画『シン・ゴジラ』。怪獣映画でありながら何故ここまでヒットしたのでしょうか?1954年公開の初代『ゴジラ』との比較や、これまでゴジラが辿ってきた歴史を振り返りながら、今作がヒットした理由と、作品に込められたメッセージを解説していきます。 言葉ではわからないと思うのでとりあえず下の画像を見て全てを理解してほしい。, しかも最初から最後まで混じり気なしどころか鍋に入れて一週間煮込んだレベルのキレッキレかつドロドロに濃厚な庵野流のアングル・カット・レイアウト!!!! その真相とは? ラストシーン. 日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」を展開しています。※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。, これを観る時点で、観客はこの物語がどう進行するのかを知らない。知らないままに、あからさまで、あまりに断片的なヒントを提示される。, そのシーンを振り返ろう。東京湾を無人で漂流するプレジャーボートに海上保安庁の職員が乗り込んでいく。その職員が撮影しているビデオカメラの映像が映し出されているという体裁だ(上図)。船の名は「GLORY MARU」。揃えて置かれた靴が残されており、テーブルの上には折鶴と詩集『春と修羅』が置かれている。船内の様子を映した数秒後、撮影している職員の悲鳴と衝撃とともに映像は途切れる――。, 映像を途切れさせた衝撃は、ゴジラ出現のそれであること。そして、消えた船の主が、ゴジラ誕生に深い関わりがある元城南大学統合生物学教授の牧悟郎氏であること。物語が進行していく中で、この冒頭の映像が示す事実が徐々に明らかにされ、物語の最大の謎の1つである「ゴジラはいかにして生まれたのか」に対する解にたどり着くためのヒントであることが匂わされる。, この作品を複数回観る人が少なくないのは、物語に散りばめられたヒントを、中盤以降に明かされる情報を踏まえた上でもう一度観てみたいと思わされるからだろう。, だが、意地が悪いことに、冒頭のシーンは、最後まで作品を観た者をしても容易に読み解けるように作られてはいない。と言うよりも、ひとつの正解に収斂されず、多様な「読み」に開かれている。だから、以下、ここに示すのは正解ではなく、与えられたテクストに対して可能な読みの1つの可能性であることをお断りしておきたい。, ここで特に着目したいのは、クルーザーから忽然と姿を消す牧元教授がテーブルに置き去った1冊の詩集、宮澤賢治の『春と修羅』だ。, 岩手に生まれ、昭和初期に37歳で夭逝した天才詩人が残した唯一の詩集――作者が「詩集」と呼ばれることを嫌い、「心象スケッチ」という呼称にこだわったことを考慮すればこれを詩集と呼ぶことに抵抗はあるが、便宜上、ここでは「詩集」とする――が、この物語において意味するものとは何か。, 物語に交錯するもう1つの創作物『春と修羅』を読み解きながら、「シン・ゴジラ」の核心に挑んでみたい。, 「シン・ゴジラ」のエンドロールに、「資料協力」として日本近代文学館刊行の復刻版『春と修羅』が挙げられている。同じものと思われるものを入手した。復刻元の奥付に「大正十三年四月二十日発行」とあり、定価は2円40銭。著者は「宮澤賢治」、発行所には「関根書店」の名がある。賢治の地元である岩手県花巻で印刷されている。, 大正13年は1924年。時代を超えて物価を比較するのは難しいが、当時の米価が10kgで3円50銭前後だったことを基準に、あえて乱暴に今の貨幣価値に換算すると、2000円から3000円程度になるだろうか。1000部刷られたが、売れたのは100部程度だったとされている。残りの在庫は賢治が引き取った。中原中也など文壇の一部に評価はされたが、この岩手に生まれた夭折の詩人は、同時代的にはほぼ理解されなかったと言っていいだろう。, 公開から2年以上経ってシン・ゴジラを見て、今になって熱中して色々な感想、記事を読み漁っています。折鶴に込められた意味はなんとなく受け取れる気がしましたが、『春と修羅』については知識がなかったので、大変勉強になりました。主人公(ヒーロー)不在の物語だなと感じていましたが、本作は現象と現象の対峙だという解説に非常に感銘を受けました。作り手がゴジラと人間たちを、それぞれ現象として扱っているというだけではなく、教養があれば、劇中のヒントからそのように読み解ける作りだったということですね。まだ他にも読解はできそうですし、要素がてんこ盛りなので、まだまだ鑑賞はやめられそうにありません。, 宮沢賢治(冒頭の「春と修羅」)と石原莞爾(泉修一の「他国に犠牲を強いるのは覇道です」というセリフ)が劇中チラチラしているが,この二人は法華経繋がり。国家改造がなされるべき(赤坂秀樹の「この国はスクラップアンドビルドでのし上がってきた」というセリフ)という「ファシズム」を煽っているのか,逆に木鐸を鳴らしているのか,「日本の一番長い日」に匹敵する政治映画の傑作ですね。, アメリカよりもたらされた情報が、折り鶴によって解かれる・・・。庵野監督はオバマ大統領の広島訪問を予言していたんだよ!な、なん(以下略), 庵野監督はメタファーの作り出し方がとても上手い。タイトルの「シン」のように、ひとつのものに複数の意味を込める事で、二元論に向かうことを回避し作品にミステリアスな空気を作り出す一方、山根さんが記事で説明した「ヤマタの大蛇の尻尾」のように、話の因果関係から導き出されるメタファーをも作り出すなど、非常に複雑で高度な手法が取られています。牧教授の遺品には折り鶴があります。折鶴は佐々木禎子のエピソードから、戦後、病人への見舞い品としても使われ、反戦・反核を意味するモチーフであることはよく知られています。作中の折り鶴は、「春と修羅」から説明しきれない牧教授の妻への心情を補完する道具として描かれる一方で、「折り紙」という違った角度から、ヤシオリ作戦への伏線とも繋げられており、非常によく考えられているなと感じました。, 教授が悲しみとともにただただ歩いていたのかという絶望的なまでのやり切れなさが、深く深く突き刺さる, >「エヴァンゲリオン」でも見られた制作者の意地の悪さ、不誠実さ作者自身、自分の仕掛けた罠に簡単に踊らされる視聴者に嫌気(というか、そんなものを作る自分自身に対する自己嫌悪)が差し、創作意欲が低下し受け手を揶揄する表現に逃げていた時期が長かったように思います。単純に「そんなもんだ、受け狙いでもいいんだ」と開き直ったのは新劇場版エヴァンゲリオン辺りからで、このシン・ゴジラでは「制作者の視聴者に対する誠実さ」という観点からは大分落ち着いたように感じました(あくまで庵野監督基準では、ですが)。, ゴジラと宮澤賢治ときたら「グスコーブドリの伝記」でしょう。初代ゴジラの結末はグスコーブドリの結末そのものだし、大災害のメタファという点でも物語の構造自体がグスコーブドリですよね。 個と世界の境界が溶け、そらのみぢんにちらばって、宇宙と合一するというリリカルでセンチメンタルな美しいイメージは仏教的縁起、法華経的宇宙観からくるのかもしれませんが、自我を超越し世界と合一するというのは、世界はひとつという八紘一宇的思想につながる危険も指摘されるところではあります。 個人が国家に溶け込むというようなイメージは両義的で、行き過ぎた個人主義や資本主義打開の希望でもあり、絶望的な民主主義否定、全体主義盲従ともとれます。すでにエヴァンゲリオンなどで若い人たちの中にはそういう気分が蔓延っているんでしょうかね。, 非常に興味深く、身に迫る解釈だ。この作品は、評者氏の言う通り『多様な「読み」に開かれている』のだから、こうした解釈も正解の一つなのだろうし、様々な解釈が争鳴するは望ましいことだと思う。ただ、ひとつ納得がいかないのは、「エヴァンゲリオン」でも見られた制作者の意地の悪さ、不誠実さだ。正解(制作者にとっての、という程度でも構わないのに)を見せることなく(用意すらしていない可能性もある)、視聴者に謎を投げ与え、我々が考察に淫する姿をニンマリと眺めているのが感じ取れてしまう。かくいう私も「シン・ゴジラ」の魅力を堪能したクチなのだが、どうにも「してやられた」感があり、素直に「よい映画だ」と口にすることができない。こうした解釈を味わうことすら徒労に感じさせてしまうあたり、罪深い映画だと思う。, 知識をお持ちだと、シン・ゴジラという作品を入り口にしてここまで深く考察できるのですね。反省しました。また、大変勉強になりました。, 宮沢賢治の詩もそうですが、教養があることで映画に監督の仕込んだいろいろな仕掛けを読み解く事ができるんだなと感心しています。教養が軽視されがちな世相を静かに諭しているようにも感じられました。監督がどういう思いをこの映画に込められたのか、何度も見返す必要がありそうです。それにしても尾に見える人影は八岐のオロチなのか、再びこの世に引き出されて神威を示す存在になる誰かなのか。妄想がひろがります。, 宮沢賢治については「鉱物・無機物オタクでシスコンのイタいオッサン」(←※これ誉め言葉です!為念)と思っていたので、「雨ニモマケズ」以外で賢治が取り上げられるのが嬉しい。庵野総監督のオタク心に何か響くものがあったのだろうと推察します。, ずいぶん久しぶりに、「春と修羅」などを読みました。40年前、大学に入ったころは、手書きで写したこの詩を、ルーズリーフの中に入れてました。 いま、記事の中で引用されるその詩は、不思議とひしひしと身に迫って感じられます。40年前にはなんだか、雰囲気で読んでいたようなものだったと、いまは感じます。(当時、筑摩から詳細な校訂を記した全集が出はじめて、何度目かの賢治ブームでもあったし。)ゴジラの映画はまだ見ておりません。首相官邸の片岡珠子といい、『春と修羅』といい、怪獣映画としては妙な所に気を使ったものですね。今度の日曜日に見に行こうかな。宮沢賢治も、また読み直してみようという気になりました。, 鳥肌が立ちました。知っている人にはわかる解釈が仕込まれている映画を作った庵野監督に感服しました。ゴジラ+宮沢賢治は、イノベーションのお手本だと思います。, 宮沢賢治は「雨ニモマケズ」の詩人と知ってましたが読んだこともなかったので。池田氏の解説で宮沢賢治が凄い詩人であることを初めて知った。浅学非才さを痛感。, 各界のキーマンが、それぞれの立場からシン・ゴジラを読み解く連載。好評いただいた本連載から書籍『「シン・ゴジラ」、私はこう読む…, 日経ビジネス電子版のコメント機能やフォロー機能はリゾームによって提供されています。.



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